「戦略思考の技術:ゲーム理論を実践する」のページ
基本情報:「戦略思考の技術:ゲーム理論を実践する」中公新書(1658)
2002年9月25日初版。
2020年2月25日第26版
- 表紙カバーはこれです
- 中国語(繁字体)訳が出版されました(先覚出版社(台湾)2004年10月)
表紙はこんなかんじ
- 韓国語版が出ました(独占出版(大韓民国)2008年5月)
表紙はこうなりました
- 中国語(簡体字)が出版されました.中国人民大学出版社(中華人民共和国)2012年2月:表紙はこれ
- 出版前後のドタバタ劇は、独り言のコーナー2002年から2003年分を参照のこと
大学入学試験問題などにも使われました
- 2015年度入学用 (2015年1月?) 旭川大学
- 2013年度入学用(2013年2月)岡山大学経済学部経済学科(昼間コース)帰国子女入試
- 2011年度入学用(2010年12月) 国際医療福祉大学 (特待生特別選抜入試)
- 2010年度入学用(2010年2月) 成蹊大学 AOマルデス入試 経済学部
- 2008年度入学用(2008年2月) 下関市立大学
- 2006年度入学用(2006年2月) 神戸国際大学
- 2005年度 日本留学試験(第1回) 独立行政法人日本学生支援機構
- 2004年度入学用 (2005年2,3月):首都大学東京経営学系後期試験
- 2003年度入学用(2004年2,3月):早稲田大学第二文学部
- 2002年度入学用(2003年2,3月):広島大学経済学部、長崎大学経済学部
訂正
版を重ねるごとに細かな字句の修正・訂正を行っていますが、個別には記しません。
重要な不具合とその修正(不具合を指摘してくださった読者に心から感謝いたします)
- 対象:
- 第1版から5版
- 不具合の内容:
- 160ページ,「先ほどの数値例に戻り…」以下の段落に記された数値例が意図どおりに機能していない。
- 理由:
- 確かに,両方のタイプの売り手が条件付返品を認めるというのは本文の通り。したがって,返品受付は品物を判別するシグナルにはならない。しかし,買い手は区別ができなくても買うべきである(左から6行目の記述が誤り)。なぜなら,80パーセントの確率で贋物を返品できる場合には,商品の平均価値は5000円であるのに対し,平均支払いをみると,50パーセント×80パーセント=40パーセント の割合で返金を受けることができるから,平均取得コストは7000円×60パーセント=4200円。(注:条件付期待値でみても符号は同じ)
- 修正方法:
- 贋物である確率を80%から50%に変更。その結果,贋物の売り手はやはり条件付返品を認めるので,買い手からは区別がつかない。商品の平均価値は5000円であるのに対し,平均支払いをみると,50パーセント×50パーセント=25パーセント の割合で返金を受けることができるから,平均取得コストは7000円×75パーセント=5250円。よって,両方とも返品を認める場合は,品物を買わないほうがよい。